陽性食品を上手に摂って身体の中から温めよう

公開日:2015年3月16日 更新日:2015年8月12日

東洋医学では陽性食品と陰性食品という考え方があります。「東洋医学とは」という大きな話から始めてしまうと私には説明しきれませんので、今回は「身体を温める」をテーマとして話を進めてまいります。


陽性食品と陰性食品

陽性食品は身体を温める食品で、反対に陰性食品は身体を冷やす食品です。

陽性食品と陰性食品の特徴と具体例は下記のとおりです。

きれいな人は温めている

陽性食品の特徴と具体例

  • 原産地が寒い地域
  • 水分が少ない
  • 固い
  • 色が暖色系 または黒や茶色
  • 冬に採れる

具体的には、根菜類、赤身の肉、魚介類、玄米、黒いパン、蕎麦、生姜、海藻類、黒ゴマ、小豆、たまご、チーズ、赤ワイン、ココア、チョコレート、せんべい、ドライフルーツ、塩、味噌、しょうゆ、紅茶、たらこ、漬物、佃煮などの食品です。

陰性食品の特徴と具体例

  • 原産地が暖かい地域
  • 水分が多い
  • 柔らかい
  • 色が寒色系 または薄い
  • 夏に採れる

具体的には、葉物野菜、トマト、なす、もやし、脂身の多い肉、豆腐、柑橘類、バナナなど南国産の果物、大根、白米、うどん、白いパン、牛乳、白砂糖、緑茶、コーヒー、清涼飲料水、白ワイン、ビール、酢、バター、生クリームなどの食品です。

上記の特徴にもあるとおり、寒い地域では陽性食品が、暖かい地域では陰性食品が採れ、自然と身体を温めたり冷やしたりしてきたのですね。

ここには載ってないのですが、カレーに使用するスパイスも陰性のものが多いようで、カレーは体温を下げる効果があるようです。暑い地域でカレーが食べられるのはそういった熱中予防でもあったんですね。自然ってすごい!

普段の生活を思い返してみて、葉物野菜を中心としたサラダをよく食べていたり、脂っこい肉が好きだったり、ビールやコーヒーをよく飲んだりと陰性食品を摂る機会が多いようでしたら、今後は意識して陰性食品を減らして、陽性食品を多めに摂ってみてはいかがでしょうか?

温活がテーマですが「これからは身体を冷やす陰性食品を摂らずに陽性食品を摂りましょう」とは言いません。どちらもバランスよく摂るのがベストです。

秋茄子は嫁に食わすな

余談になりますが、上記の具体的な食品名を書いているときに「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざが頭をよぎりました。あらためて意味を調べたところ、下記の3つの説があるようです。

1. 秋のナスは美味しいから嫁に食べさせるのはもったいない。
2. ナスは身体を冷やすから嫁には食べさせてはいけない。
3. ナスは種が無い(少ない)ので子宝に恵まれなくなってしまうから嫁に食べさせてはいけない。

1の理由は「嫁いびり」です。嫌な感じしかしませんね(笑)3は縁起が悪いという意味ですね。そして今回のテーマに合致した説の2。
科学が発達する前の時代から人々は生活の中で経験則的に「ナスは身体を冷やす」と理解していたのでしょうか。